こんにちは株パパです。
本日は食事券がもらえる株主優待がある会社を3つ紹介したいと思います。
株を持っているだけで毎年食事券がもらえるのは嬉しいですよね
業績や配当などに関しても触れながら解説していこうと思います。
株主優待は非常に魅力的な内容の企業もあり株主優待のために株を始めたというかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
私も持っている銘柄で実際に優待券をもらい使ったこともあり株価が多少値下がりしても優待と配当を受け取ることで長期的には損をしにくい傾向にあります(必ずではありませんが)
本日もよろしくお願いします。
①株主優待とは?
株主優待とは会社が自社の株を購入して保有している株主に対して自社のサービスや商品などを贈る制度の事です。
株主優待の中にはQUOカード・金券・お米券・自社のサービス券や割引券・カタログギフトなど企業によって様々なものがあります。
また保有株数が多ければ貰える商品が良くなったり金券が増えたり、また保有年数に応じて優待内容が良くなるような株主優待があります。
企業を応援してさらにはその企業のサービスを受ける割引やサービス券がもらえるのは嬉しいですよね。
①-1株主優待をもらう方法
株主優待をもらうにはその企業の株を権利付き最終日に持っていれば貰える。
権利付き最終日は例えばマクドナルドの場合6月と12月に株主優待をもらう事ができ、前回は2021年12月28日次回は2022年6月28日となっています。(企業により貰える月や日が違うので注意)
次の日には売却しても株主優待はもらう事ができます。(権利付き最終日のPTS夜間取引で売却でも株主優待は受け取れる)
株主優待は3ヶ月後くらいに自宅へ郵送などで届きます。
①-2株主優待の注意点2つ
1株主優待の権利付き最終日を過ぎると大きく値下がりをする事がある。
権利付き最終日の前は配当や株主優待がありそれ目当てでの株価が上昇する傾向にある。
また権利落ち日には配当や優待をもらって利確売りが発生する確率が高い。
2株主優待は改悪や廃止される事がある。
これはどの企業にも起こりうる事ですが株主優待を改悪や廃止すると、株主優待を目的にその株に投資している人が一気に株を売る事で時には大暴落をしてしまう事があります。
株主優待を改悪や廃止する企業の特徴としては優待内容がQUOカードや自社の製品ではないものなどが多いです。(必ずしもそうではありませんが)
また業績の悪化や株主優待をやめ配当に回す企業なんかもありますね。
最近ではオリックスやJTなんかも株主優待を廃止すると発表をしていました。
オリックスやJTは株主優待は廃止するが、その分配当などに充てると言われているのでどちらがいいかと言われれば難しいところですね。
株主優待は保有株数の少ない個人投資家などにはお得な制度だが大口投資家や機関投資家にとっては株主優待より配当といった感じではないでしょうか。
株主優待廃止の可能性の高い銘柄の特徴
②2702マクドナルド
1社目は皆さんご存知日本マクドナルドHD
いうまでもないあのハンバーガーのマクドナルドです。
売上の全てがマクドナルドの直営店とフランチャイズからです。
ここ数年の業績はこちら
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
1株配 |
発表日 |
会計基準 |
2018.12 |
272,257 |
25,045 |
25,644 |
21,939 |
165.0 |
30 |
2019-02-12 |
連結 |
2019.12 |
281,763 |
28,018 |
27,487 |
16,885 |
127.0 |
33 |
2020-02-13 |
連結 |
2020.12 |
288,332 |
31,290 |
31,425 |
20,186 |
151.8 |
36 |
2021-02-09 |
連結 |
2021.12 |
317,695 |
34,518 |
33,618 |
23,945 |
180.1 |
39 |
2022-02-09 |
連結 |
予 2022.12 |
333,000 |
35,000 |
34,000 |
21,500 |
161.7 |
39 |
2022-02-09 |
連結 |
前期比 |
+4.8 |
+1.4 |
+1.1 |
-10.2 |
-10.2 |
ここ数年売上は伸びていますね、一株利益も来季の予想はマイナスですがそれまでは上昇傾向。
安定感があります。
ただ、マクドナルドは都心はかなりの数を出店していてこれ以上店舗拡大の余地が残っているのかというところは心配ではあります。
原材料費の高騰などもありますが、マクドナルドも価格の改定を行っているので利益が大きく減ることは今のところなさそうです。
営業利益も10%と優秀です。
②-1株価指数
株価5070円 (2022年6月24日時点)
2018年からは4000〜6000円を行ったり来たりという感じで大きく下りもせず大きく上がりもしないといった感じです。
時価総額6741.07億円
PER31.4倍
この数値だけ見るとやや割高ですがおそらくこれはマクドナルドという安心感と株主優待の人気からこの数値になっていると予想ができます。
PBR3.5倍
これもPERと同じく妥当な数値に見えます。
自己資本比率2021年12月時点では74.7%
財務に関しては安心できる数値です。
また有利子負債倍率も0と安心できますね。
②-2株主優待&配当
株主優待は6月と12月にマクドナルドの優待券がもらえます。
優待内容はハンバーガー・サイドメニュー・ドリンク券がそれぞれ3枚ずつ入った優待券1冊もらえます。
となっています。
私も義理の父から毎回もらいますが出先でお昼ご飯にマクドナルドの優待券で食べたりありがたくいただいております。
配当に関しては
12月に配当があります。
しばらくは配当金は横ばいでしたが2019年かは少し増配しており、2022年12月の配当予想は39円となっています。(予想配当利回り0.77)
配当利回りは低めの数値になっています。
2021年の実績配当性向は21.7%と配当は控えめです。
③3197すかいらーくHD
ファミリーレストランの最大手企業で、ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・夢庵・から好しなど数多くの経営をしています。
コロナで大きな影響を受けました。
現在はまだ回復途上ですが、飲食店の制限も解除され家族でファミリーレストランに行く機会も増えれば業績は戻っていくと思われます。
業績はこちら
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
1株配 |
発表日 |
会計基準 |
2018.12 |
366,360 |
22,857 |
18,596 |
11,438 |
58.0 |
38 |
2019-02-14 |
IFRS |
2019.12 |
375,394 |
20,562 |
16,729 |
9,487 |
48.1 |
19 |
2020-02-13 |
IFRS |
2020.12 |
288,434 |
-23,031 |
-26,433 |
-17,214 |
-87.2 |
0 |
2021-02-12 |
IFRS |
2021.12 |
264,570 |
18,213 |
14,325 |
8,742 |
40.8 |
12 |
2022-02-14 |
IFRS |
予 2022.12 |
336,000 |
10,000 |
7,500 |
4,000 |
17.6 |
6 |
2022-02-14 |
IFRS |
前期比 |
+27.0 |
-45.1 |
-47.6 |
-54.2 |
-56.9 |
% |
売上予想はコロナ前水準に戻りつつありますが肝心の利益が予想ではかなり低くなっています。
直近の決算ではまだ赤字だったのですが、まん延防止などの解除でここからが頑張りどきでしょうか。
円安や食材価格の影響も今後気になるところです。
③-1株価指数
株価1617円 (2022年6月24日時点)
コロナショックの最安値1350円から比べるとまだまだ戻っていないな、という感じです。
さらには株主優待の改悪などもあり一時大きく値を下げる時期もありました。
時価総額3678.71億円
PER92倍
かなり割高に見えますが、これには理由がありすかいらーくが発表している資料によると
※すかいらーくHPより
個人株主の割合がなんと驚異の75.83%
これは驚きです。
全員が株主優待目的ではないにせよかなり多いです。
よって株価はこの個人株主によって支えられており株価も下がりにくく、結果的にPERが高い値になっていると考えられます。
PBR2.26倍
自己資本比率2021年12月時点では36.3%
少し低めです。
コロナの影響もまだ残っているのでしょう。
③-2株主優待&配当
株主優待はすかいらーくグループ店舗で利用できる割引券になります。
6月と12月の年2回
100株保有で半年ごとに2000円分(年間4000円)
300株保有で半年ごとに5000円分(年間10000円)
500株保有で半年ごとに8000円分(年間で16000円)
1000株以上保有で半年ごとに17000円分(年間44000円)
となっいます。
マクドナルドとは違いすかいらーくは店舗の種類が多く、すかいらーくのグループ店舗で使えると言うのが大きなメリットではないでしょうか。
私の子どもはまだ小さくなかなかファミリーレストランには行けませんが子どもが大きくなれば是非買いたいなと思う銘柄の一つです。
配当に関しては2018年を最後にコロナの影響もあり減配傾向。
現在の配当利回り予想は0.37%(一株当たり6円予想)
直近の実質配当性向は29.4%
配当性向は適正。今後の業績回復と共に配当も増えていけばいいですね。
優待利回りも考えるとそんなに悪くないと思います。
④3397トリドールHD
最後は丸亀製麺でお馴染みのトリドールHD
元々は焼き鳥やさんから始まったみたいです。
その他にもラーメン屋、焼肉などもしています。
個人的には丸亀製麺もよく行きますがこの会社が経営をしているずんどう屋というラーメン屋が好きでよく行きます。
トリドールHDは海外でも出店をしているのが特徴です。
業績はこちら
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正1株益 |
1株配 |
発表日 |
会計基準 |
2019.03 |
145,022 |
2,302 |
1,337 |
267 |
3.1 |
1.5 |
2019-05-14 |
IFRS |
2020.03 |
156,478 |
4,367 |
2,837 |
1,956 |
21.2 |
12.5 |
2020-05-25 |
IFRS |
2021.03 |
134,760 |
-7,336 |
-9,119 |
-5,456 |
-67.7 |
4.5 |
2021-05-14 |
IFRS |
2022.03 |
153,355 |
14,243 |
13,935 |
8,979 |
99.3 |
7.5 |
2022-05-13 |
IFRS |
予 2023.03 |
177,000 |
4,000 |
2,700 |
1,300 |
15.0 |
7.5 |
2022-05-13 |
IFRS |
前期比 |
+15.4 |
-71.9 |
-80.6 |
-85.5 |
-84.9 |
昨年は丸亀うどん弁当が大ヒットをし売上と利益に大きく貢献しました。
私もよく食べましたが手軽で安くて本当に美味しいです。
来季の利益がかなり減る見通しですが、コロナ、円安、食材価格の高騰など不確実要素が多く控えめな数値となっています。
また昨年は協力金などもあり利益面では貢献しています。
また海外の売上も約30%を占めており海外の動向なども見逃せません。
④-1株価指数
株価2288円(2022年6月24日時点)
コロナショックでは893円まで値を下げその後は丸亀うどん弁当の大ヒットなどもあり一時は3000円を超える場面もありましたが現在は少し落ち着いてきました。
時価総額2006.44億円
PER153倍
かなり割高です。
丸亀うどん弁当は基本的に夏に売れる商品でこの商品が夏にまた売れ利益が出る事を織り込んでいるのでしょうか。
PBR3.2倍
自己資本比率2022年3月時点では25.8%
これも低いです。
有利子負債倍率も2.32倍です。
財務はあまり健全とは言えません。
④-2株主優待&配当
グループ店舗で使えるお食事割引券がもらえます。
3月と9月にもらう事ができます
100株保有で3000円(年間6000円)
200株保有で4000円(年間8000円)
1000株保有で10000円(年間20000円)
2000株以上保有で15000円(年間30000円)
※さらに200株以上を1年以上継続保有で3000円を追加
100株で年間6000円の食事券は嬉しいですね。
配当に関しては
2023年3月期予想で7.5円(予想配当利回りは0.33%)
2022年3月の実質配当性向は7.6%
優待がもらえる分配当は少なくても我慢しましょう。
⑤まとめ
本日は食事券がもらえる3銘柄を紹介しました。
この3名柄に関しては配当金は低いがもらえる優待内容がとても魅力的です。
株主優待投資は流行ですがここ最近は株主優待の改悪や廃止のラッシュが続いており、警戒感は持たなくてはいけません。
しかしながら飲食店の場合株主優待を配る事で優待券を使い、他のものも買ってくれるかもしれないと企業側にもメリットがあり改悪があっても廃止にはなかなかなりにくいと思っています。(個人の意見です)
またよく行くお店などは応援する気持ちで投資をし、そして優待券で食事をすることもできます。
また業績も良く今後の見通しも明るい企業なんかはキャピタルゲインも狙う事ができるのでそういう企業を買うのが良いと思います。
また他の株主優待のまとめなんかもやっていきますので今後もお楽しみに。
投資は自己責任自己判断でお願いします。
決して銘柄を推奨しているわけではありません。
以上参考になれば嬉しいです。
それでは!
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